スマホ料金を節約するために、
格安スマホへの乗り換えを検討している方も多いでしょう。
しかし、格安スマホ会社は本当にたくさんあり、
どの会社を選べばよいかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、NTTグループのOCNモバイルONEについて、
デメリットと対処法をまとめてご紹介していきます。
【この記事の内容は、公式サイトの情報を参考にしています】
公式サイト:OCN モバイル ONE
【OCNモバイルONE】デメリットまとめ!混雑時は速度が心配?
それでは早速、OCNモバイルONEの主なデメリットをまとめてご紹介していきます。
【OCNモバイルONEのデメリット】
- 混雑時は通信速度が遅い可能性も
- キャリアメールが使えない
- キャリア決済が使えない
- LINEの年齢認証ができない
- 電話かけ放題オプションには専用のアプリが必要
- 完全かけ放題のオプションがない
- 専用ショップがない
- 初期手数料が3,000円かかる
- 申し込むタイミングによっては初月無料の期間が短い
- 端末代の支払いが一括払いのみ
それぞれのデメリットについて、対処法とともに
詳しくご紹介していきます。
【OCNモバイルONE】デメリットその1:混雑時は通信速度が遅い?
OCNモバイルONEは、NTTグループ運営ですが、
NTTドコモが直接運営しているわけではありません。
OCNモバイルONEは、
ドコモから回線を借りて運営しているMVNO(仮想移動体通信事業者)になります。
一般的に、他社から回線を借りて運営しているMVNOは通信速度が遅いといわれています。
実際にOCNモバイルONEユーザーの口コミなどをツイッターで確認してみると、
昼間(12時ごろ)の混雑時には速度の遅さを感じているユーザーもいるようです。
その他の時間帯では、速度に問題はないみたいですよ。
OCNモバイルONEでは、追加料金不要で
全国87,000か所にあるアクセスポイントで、Wi-Fiが使えます。
初回IDとパスワードを設定すると全国のWi-Fiスポットエリアで自動で高速通信が使えるようになります。
OCNモバイルONEの公衆Wi-Fi回線なら最大300Mbpsの高速通信に対応しているので、
速度の心配も要りません。
OCNモバイルONEなら、
鉄道、空港、カフェ・ファーストフード、ホテル、デパート、商業施設、
オフィスビル、図書館、大学、コンベンションセンタなどの様々な場所で
Wi-Fiが使えるので、外出先でもデータ容量を気にせずインターネットが楽しめます。
【OCNモバイルONE】デメリットその2:キャリアメールが使えない
NTTドコモ・au・SoftBankの3社でスマホをお使いの方は、
キャリアメール(ドコモなら@docomo.ne.jp)のメールは、
格安スマホに乗り換えと同時に使えなくなります。
また、OCNモバイルONEにはキャリアメールのサービスはありません。
格安スマホの中でキャリアメールに対応しているのは、以下の2社のみです。
- UQmobile(有料)
- Y!mobile(無料)
Y!mobileなら、キャリアメール(@yahoo.ne.jp)が無料で使えます。
どうしてもキャリアメールが使いたいという方は、
上記いずれかの格安スマホへの乗り換えを検討してみてください。
【OCNモバイルONE】デメリットその3:キャリア決済が使えない
OCNモバイルONEでは、キャリア決済(※)のサービスは使えません。
ドコモのドコモ払いやauのかんたん決済のようなサービスはないので、注意しましょう。
ちなみに、UQmobileとY!mobileの2社はキャリア決済にも対応しています。
※サービス利用料や商品代金を月々の携帯料金と一緒にまとめて支払えるサービス
【OCNモバイルONE】デメリットその4:LINEの年齢認証ができない
OCNモバイルONEを含めた格安スマホ会社の多くは、
LINEの年齢認証に対応していません。
電話番号やID検索による友達追加は使えないので、
QRコードやふるふる(位置情報)で友達追加を行う必要があります。
その場に居合わせていない人の場合は、
共通の知人にLINEトーク上で連絡先を送ってもらうなどして対応しましょう。
ちなみに、LINEの年齢認証に対応している格安スマホは以下の2社のみです。
- Y!mobile
- LINEモバイル
【OCNモバイルONE】デメリットその5:電話かけ放題オプションには専用のアプリが必要
OCNモバイルONEの基本プランには、以下の通話オプションをつけることができます。
【OCNモバイルONE 通話オプション一覧】
プラン名 | 月額料金(税抜) | 概要 |
OCNでんわ「10分かけ放題」 | 850円 | 10分以内の国内通話が回数無制限で無料 |
OCNでんわ「トップ3かけ放題」 | 850円 | その月の国内通話料上位3番号の通話料が0円 |
OCNでんわ「かけ放題ダブル」 | 1,300円 | 「10分かけ放題」と「トップ3かけ放題」の両方がついている |
それぞれのオプション名には「OCNでんわ」と付いていますよね。
この「OCNでんわ」とは、OCNモバイルONEが提供する電話アプリで、
アプリからの発信で通話料が通常の半額になるというメリットがあります。
OCNモバイルONEの通話オプションの対象となるのは、
この「OCNでんわ」から発信した通話のみです。
(「OCNでんわ」アプリを使わずに、
通常通話の発信時に先頭に「0035-44」をつける方法もあります。)
「OCNでんわ」アプリから発信しても、
通話相手には通常の電話番号が通知されるので問題はありませんが、
電話をかける際にわざわざ専用のアプリを起動しなくてはいけないのを面倒に感じる方もいるでしょう。
【OCNモバイルONE】デメリットその6:完全かけ放題のオプションがない
OCNモバイルONEには3種類の通話オプションがありますが、完全かけ放題のオプションはありません。
よく使う電話番号との通話料が無料になるオプション(トップ3かけ放題)はありますが、
完全かけ放題がないのはOCNモバイルONEのデメリットといえるでしょう。
ちなみに、Y!mobileには、月額1,000円で(※60歳以上でかんたんスマホ使用なら無料)
スーパーだれとでも定額というオプションサービスがあります。
OCNモバイルONEでは、月額料金150円(税抜)で
050PlusというIP電話アプリが使えるようになります。
【050plusの特徴】
- 月額基本料金:300円(税込330円)※OCNモバイルONE契約者なら150円(税込165円)
- 050-✖✖✖✖-✖✖✖✖というIP電話番号が使える
- 050plusアプリ同士・固定050IP電話との通話料は無料
- ケータイ相手の通話料:16円/分(税込17.6円/分)
- 固定電話相手の通話料:8円/3分(税込8.8円/3分)
- 留守番電話がメールで届く
- 海外からでも日本と同じ通話料で電話がかけられる
- データ通信専用SIMでも使える
OCNでんわアプリよりも、050plusの方が通話料が安いです。
050plusは、NTTグループのOCNモバイルONEだからこそ提供できる、
毎月150円で電話代がお得になるサービスです。
050Plusアプリ同士の通話料や、提携IP電話(050から始まる番号)への通話料は無料になるので、
家族間通話を無料にしたい方にはぴったりのサービスです。
【OCNモバイルONE】デメリットその7:専用ショップがない
OCNモバイルONEには、UQmobileやY!mobile、楽天モバイルのような専用ショップはありません。
対面で手続きしたい場合には、家電量販店内のカウンターで手続きする必要があります。
【OCNモバイルONE】カウンター設置店舗
- ヨドバシカメラ
- ゲオ
- ビックカメラ
- コジマ
- ソフマップ
OCNモバイルONEは、専用ショップを持たない格安スマホ会社ですが、
初期設定のサポートは無料で受けることができます。
さらに、「わからないことをいつでも質問したい」という方に向けて
- OCNプレミアムサポートforスマートフォン
というオプションサービスも用意されています。
オプション利用料金が月額390円(初月無料)かかりますが、
困ったときには専任オペレーターが電話とリモート(遠隔操作)でサポートしてくれます。
【OCNモバイルONE】デメリットその8:初期手数料が3,000円かかる
OCNモバイルONEで契約する際には、以下の初期費用がかかります。
【OCNモバイルONE 初期費用】
初期手数料 | 3,000円(税込3,300円) |
SIMカード手配料 | 394円(税込433.4円) |
さらに新しくスマホ本体を購入する場合には、端末代を支払う必要もあります。
初期費用を少しでも抑えたい方は、
あらかじめAmazonでエントリーパッケージ(300円)を購入しておけば、
【Amazonでのエントリーパッケージ購入手順】
- OCN モバイル ONE(公式サイト)にアクセス
- 「今のスマホをそのまま使いたい(※)」タブをタップ
- 「SIMカードを購入する」をタップ
- スクロールし、Amazonのリンクをクリック
- 商品ページから購入
- エントリーパッケージが届いたら、設定
初月無料のタイミングも考えて、時間に余裕がある場合には
Amazonからエントリーパッケージを購入することで、約3,000円の節約になります。
※スマホセットを申し込む場合は、エントリーパッケージは利用できません。
【OCNモバイルONE】デメリットその9:申し込むタイミングによっては初月無料の期間が少ない
OCNモバイルONEは、利用開始月の月額基本料金が無料になる
サービスを提供しています。
利用開始月を以下のように定められています。
利用開始月(月額基本料の料金起算月)は、お申し込み日(お申し込み時に本人確認書類が必要な場合は、本人確認書類の確認が完了した日)の10日後を含む月とします。
引用:OCNモバイルONE公式サイト『重要事項』のご案内(2019年11月18日アクセス)
つまり、申し込み日の10日を含む月の月額基本料金が無料になるということなので、
申し込みのタイミングによっては「ほんの数日しか無料で使えない」というケースもあるのです。
OCNモバイルONEの初月無料サービスを最大限生かすなら、
以下の期間に契約を申し込むことをおすすめします。
※SIMカードが届くまでに4~5日程度かかるので、月末ギリギリの申し込みはおすすめしません
30日までの月
※4月・6月・9月・11月 |
31日までの月
※1月・3月・5月・7月・8月・10月・12月 |
2月(28日まで) | |
申し込み日 | 21日~25日 | 22日~26日 | 19日~23日 |
【OCNモバイルONEの初月無料サービス活用法は以下で】
【OCNモバイルONE】デメリットその10:端末代の支払いが一括払いのみ
OCNモバイルONEでは、SIMカードと同時に新しいスマホ本体を購入することができる
スマホセットの申し込みも受け付けています。
OCNモバイルONEなら、
最新スマホやiPhoneを割安価格で購入することができます。
【2019年11月21日現在】以下のようなスマホが買えます。※一部抜粋
iPhone 7(128GB) | 44,800円(税抜) |
iPhone 8(256GB) | 59,800円(税抜) |
OPPO Reno A | 27,000円(税抜) |
HUAWEI P30 lite | 4,800円(税抜) ~2019年12月24日11:00までの特価 |
HUAWEI nova lite 3 | 1円 ~2019年12月24日11:00までの特価 |
現在は新コース開始記念の特価セール中なので、1円で買える端末もありますが、
iPhoneなどの人気機種は数万円することもあります。
これらの端末代は、初期費用と同時に一括払いする必要があります。
大手キャリアでは端末料金を分割で支払えるので、一括払いで支払うのに抵抗がある方もいらっしゃるでしょう。
【OCNモバイルONE】もちろんメリットもたくさん!
ここまでは、OCNモバイルONEのデメリットをまとめてご紹介してきましたが、
OCNモバイルONEにはもちろんたくさんのメリットがありますよ。
【OCNモバイルONEのメリット】
- 契約初月は基本料金が無料
- 月額基本料金が安い
- スマホセットプランなら、端末も安く購入できる
- かけ放題オプションが充実
- 「OCNでんわ」アプリからの発信で通話料が半額になる
- 050PlusというIP電話が使える
- データ容量の繰り越しができる
- データ容量がシェアできる
- 3日間の使用量による速度制限がない
- 「低速」モードもバースト転送機能で快適
- 20GB/月、30GB/月の大容量コースも安い
- 全国87,000か所のWi-Fiスポットが無料で使える
- 家のネットをOCN光にすれば、割引が受けられる
- オンラインストレージ「My Pocket」がカウントフリーで使える(オプション)
- MUSICカウントフリーサービスが無料で使える
- デザリングが無料で使える
- 設定サポート(無料)や、サポートオプションが充実している
- iPhoneも使える
- ドコモ端末ならSIMロック解除不要
- 端末の補償が受けられる(オプション)
- gooポイントが貯まる
OCNモバイルONEの一番のメリットは、料金が安いことではないでしょうか。
【その他OCNモバイルONEのメリット詳細は以下の記事で】
【OCNモバイルONE】2019年11月からの新コース!料金が安い!
OCNモバイルONEでは、
基本の料金プランを、6種類のコースから選択することができます。
【OCNモバイルONE料金プラン一覧】
※2019年11月20日からの新プラン
プラン名 | 月額料金 |
1GB/月コース | 1,180円(税込1,298円) |
3G/月コース | 1,480円(税込1,628円) |
6G/月コース | 1,980円(税込2,178円) |
10G/月コース | 2,880円(税込3,168円) |
20G/月コース | 4,400円(税込4,840円) |
30G/月コース | 5,980円(税込6,578円) |
さらに、通話オプションを付加することも可能です。
【OCNモバイルONE 通話オプション一覧】
プラン名 | 月額料金(税抜) | 概要 |
OCNでんわ「10分かけ放題」 | 850円 ※申し込み日の翌月から12か月は300円 |
10分以内の国内通話が回数無制限で無料 |
OCNでんわ「トップ3かけ放題」 | 850円 | その月の国内通話料上位3番号の通話料が0円 |
OCNでんわ「かけ放題ダブル」 | 1,300円 | 「10分かけ放題」と「トップ3かけ放題」の両方がついている |
※新コースの「音声対応SIM」と「OCNでんわ 10分かけ放題」のセット利用割引キャンペーンにより割引されます。
通話オプションなしの場合、最も安いプランなら、月額1,180円~となります。
データ容量をほとんど使用しない方にぴったりの
1GB/月コースが2019年11月20日から新設されました。
【OCNモバイルONEの料金プラン詳細・オプション情報などは以下の記事で】
OCNモバイルONEの3GB/月コースの類似プランで
他社の月額基本料金を調べてみました。
格安スマホ会社 | プラン名 | 月額基本料金(税抜) | プラン内容 |
OCNモバイルONE | 3GB/月コース | 1,480円 | 月間データ容量:3GB、無料通話なし |
UQ mobile | スマホプランS | 1,980円 | 月間データ容量:3GB、無料通話なし |
OCNモバイルONE | 3GB/月コース+
OCNでんわ10分かけ放題 |
2,330円
※契約から12か月間は1,780円 |
月間データ容量:3GB、10分以内の国内通話かけ放題 |
Y!mobile | スマホベーシックプラン | 2,680円
※契約から6か月間は新規割で1,980円 |
月間データ容量:3GB(2年間は4GBに増量)、10分以内の国内通話かけ放題 |
人気の高い2社と比較しても、OCNモバイルONEの料金プランはお得なことがわかりますね。
【人気格安スマホ各社の料金プラン比較は以下の記事で】
【まとめ】OCNモバイルONEはデメリットもある!契約前に確認しよう!
今回は、OCNモバイルONEのメリットや対処法をまとめてご紹介してきました。
OCNモバイルONEには、
料金が安いなどのメリットもありますが、専用ショップがないなどのデメリットもあります。
メリットとデメリットを踏まえたうえで、OCNモバイルONEに申し込むかどうかを
しっかり検討しましょう。
申し込みは公式サイトから
OCNモバイルONE以外の格安スマホ会社にはどのようなメリットがあるのでしょうか。<
【UQmobileのメリット総まとめは以下の記事で】
【Y!mobileのメリット総まとめは以下の記事で】