自動車を新しく買い替えると「自動車保険料が高くなってしまうのではないか」と不安になる方もいらっしゃるでしょう。
実は、自動車保険には、新車にのみ適用される新車割引という割引制度が存在します。
実際に新車割引はどのような場合に適用されるのでしょうか。
【自動車保険】新車割引とは?保険料はどのくらい安くなる?
まずは、新車割引について簡単にご説明します。
新車割引とは、その名の通り新車の自動車保険の保険料を割引するという制度です。
新車割引の割引率は、保険会社によって異なりますが、
最高で10%前後の割引を受けることができます。
年間10万円以上することも珍しくない自動車保険の保険料で、10%の割引率はかなりうれしいですよね。
【自動車保険】新車割引で保険料がお得に!いつまで「新車」なの?
最高で10%程度の保険料の割引と受けることできる新車割引ですが、気になるのが適用条件です。
いつまで「新車」として新車割引の適用条件となるのでしょうか。
新車割引の適用条件(適用期間)は保険会社によって異なりますが、下記のような条件が一般的です。
【自動車保険 新車割引適用条件】
- 適用期間:初度登録日から25ヶ月以内
- 用途車種:自家用普通乗用車、自家用小型乗用車
上記のように、軽自動車は新車割引の適用条件から外れる場合も多くなっています。
保険会社によっては、軽自動車にも新車割引を適用しているところもあるので、見積もり時に確認をしてみてください。
【自動車保険】新車割引は中古車でも適用できるの?
自動車保険の新車割引の適用期間である初度登録から25か月以内(※保険会社により差がある)の車であれば、
契約者が中古で購入した車でも、新車割引の適用対象となります。
大切なことは、初度登録からの経過期間であり、
自動車保険の契約者が「新車で購入したか中古で購入したか」は関係ありません。
中古車であっても、年式の新しい車の場合は新車割引が適用されることもあるので、保険の見積もり時に確認してみてください。
【自動車保険】新車割引が適用されるのは、車両保険だけ?
自動車保険の新車割引で保険料が最高10%割引となるのは、車の新しさが関係ありそうな車両保険だけではありません。
対人・対物賠償や人身傷害補償など、車両保険以外の保険においても保険料の割引を受けることができます。
自動車保険の新車割引は、車両保険への加入有無に関わらずお得な割引制度です。
自動車保険の保険料は、事故率が低い車種の方が安くなっています。
新車は、安全性能が高く、事故率が低い(と想定される)ことから、
保険料の割引を受けることができるのです。
【自動車保険】新車割引の適用のためには、申告が必要?
自動車保険の新車割引は、最高で10%程度の保険料を割引を受けることができる制度なので、
適用漏れは絶対に避けたいですよね。
安心してください。
新車割引の適用に関しては、申告や申込などは必要ありません。
自動車保険を申し込む際には、必ず契約車両の情報を保険会社に提出します。
その提出した情報に基づいて、初度登録年月日から25か月以内の車に関しては、
自動的に新車割引が適用となります。
また、自動車保険の見積もりの際にも車の初度登録年月日を入力することになるので、
保険会社に新車割引があるかどうかを確認することもできます。
【自動車保険】新車割引の適用期間は最大3年!保険料は高くなる?
新車購入と同時に自動車保険に加入した場合、もしくは自動車保険の契約始期に合わせて車両入替を行った場合は、
最大で3年間、新車割引の適用を受けることができます(1年契約の場合)。
【自動車保険 新車割引の適用期間】
保険新規加入 | 1回目の継続契約 | 2回目の継続契約 | 3回目の継続契約 | |
新車購入後
経過期間 |
0か月~11か月後 | 12か月~24か月後 | 25か月~37か月後 | 38か月~50か月後 |
等級 | 6等級(19%割引) | 7等級(30%割引) | 8等級(40%) | 9等級(43%割引) |
新車割引適用 | 〇 | 〇 | 〇 | ✖ |
新車割引の適用期間を終えても、事故なしの場合は長期割引(等級制度)による割引率はアップしていきます。
ただし、新車割引適用前の保険料によっては、
新車割引が適用されなくなる3回目の継続契約から保険料が高くなる可能性もあるので注意しましょう。
【等級制度については以下の記事で詳しくご紹介しています】
【自動車保険】新車割引が適用されなくなったら、車両保険の見直しを!
自動車保険で保険料が最大10%程度割引になる新車割引が適用されるのは、最大で3年間です。
この期間が終了すると、自動車保険の保険料が高くなってしまうおそれがあります。
そこで検討したいのが、車両保険の見直しです。
車両保険は、以下の方法で保険料を節約することができます。
- 免責金額を高く設定する
- 保険金額を低く設定する
- 一般型からエコノミー型に切り替える
修理の際の免責金額(自己負担額)を引き上げたり、車両評価額に合わせて設定できる保険金額を下限まで引き下げたりすることで保険料が安くなります。
また、補償の対象が限定されるエコノミー型に切り替えることでも、保険料を節約できます。
車両保険に関しては、3年間でマイカーローンの支払いを終えているならば、加入しなくても良いでしょう。
【車両保険の保険料を節約する方法は以下の記事で詳しくご紹介しています】
【まとめ】自動車保険は新車割引あり!保険料を賢く節約!
今回は、自動車保険の保険料が最大10%程度割引になる新車割引についてご紹介してきました。
新車割引の制度自体がない自動車保険会社もあるので、
新車購入時には新車割引がある自動車保険への乗り換えも検討したいですね。
また、新車割引がある自動車保険の中でも、割引率や適用期間、条件は保険会社によって異なります。
自動車保険の保険料を節約したい場合には、必ず複数社で見積もりを取るようにしましょう。
自動車保険の複数社の見積もりには手間も時間もかかります。
自動車保険の見積もりは、入力するものが多くて大変ですよね。
複数社の見積もりを取る際には、≪保険の窓口インズウェブ≫自動車保険一括見積もりサービスなどの
一括見積サービスを活用することをおすすめします。
実際にわたしも上記サイトで複数社見積もりを依頼し、保険料が安いダイレクト型自動車保険の契約をしました。
年間保険料を2万円以上節約することができました。
※その際、メールアドレスは広告メールが来ても困らないアドレスを入力することをおすすめします。