ほとんどの方が所有しているクレジットカード。
ポイントが貯まるというお得感や、料金が後払いになるという便利さから、
お買い物にはもっぱらクレジットカードを利用しているという方も少なくないでしょう。
そんなクレジットカードの利用は、いわゆる借金に当てはまるのでしょうか。
今回は、クレジットカードの利用と借金についてご説明していきます。
クレジットカード一括払いは借金ではない!
クレジットカードを利用して買い物をする場合、ほとんどの方は
支払い方法を一括払いにしているかと思います。
一括払いとは、毎月締め日までの利用分を、翌月の支払日にまとめて口座引き落としにしている場合ですね。
この一括払いによる利用の場合は、クレジットカードを利用しても
借金ではありません。
ただし、一括払いであっても銀行口座の残高不足等で引落ができない場合には、
遅延損害金が発生する場合もあります。
また、一括払いであっても、引落ができない状態が続くと、個人信用情報に傷がつくのでご注意ください。
クレジットカードのリボ払いは、借金になる!
クレジットカードの中には、リボ払い専用カードというものが存在します。
また、通常のクレジットカードであっても、支払い方法でリボ払いを選択することができます。
リボ払いとは、毎月の引き落とし額が一定になる支払い方法で、所定の手数料がかかります。
たとえば、このサイトでおすすめしている高還元率のクレジットカード、楽天カードの場合、
リボ払いの利用には、包括信用購入あっせんの手数料として実質年率15%の手数料がかかります。
クレジットカードでリボ払いを利用した場合、支払い残高は借金とみなされるので注意が必要です。
リボ払いを長年利用し続けている場合は、その情報がJICCなどの個人信用情報機関に登録されていることになります。
クレジットカードの分割払いも借金になる!
高額な商品を購入する際に、クレジットカードの分割払いを利用する方もいらっしゃるでしょう。
分割払いは、2回までは手数料が無料というクレジットカードが多いです。
ちなみに、楽天カードの場合、支払い回数は2.3.5.6.10.12.15.18.20.24.30.36回払いから選択することができます。
また、分割手数料は実質年率12.25%~15.00%となっています。
この分割払いによるクレジットカードの利用も、借金とみなされるので注意が必要です。
クレジットカードのキャッシング枠の利用はもちろん、借金になる!
クレジットカードには、あらかじめキャッシング枠が備えられています。
キャッシング枠の範囲内であれば、提携のATMを利用するなどして、簡単に現金を引き出すことができます。
このサービスを利用した場合にも、利息が発生します。
楽天カードの場合、貸付利率(実質年率)18.0%で利息が発生します。
キャッシング枠は、クレジットカードに入会する際に設定が可能です。
いざというときに頼りになる一方で、クレジットカードが盗難利用された場合に、借金が増えてしまうリスクもあります。
キャッシングを使用する予定がない場合には、最低金額に設定しておくことをおすすめします。
キャッシングを利用すると、もちろんそれは借金とみなされます。
クレジットカードの借金を重ねるとどうなる?
クレジットカードは、比較的簡単に所有することができるので、ほとんどの方が所有し、
決済に利用しているでしょう。
しかし、
- リボ払い
- 分割払い(3回以上)
- キャッシング
の利用は、おすすめできません。
それは、そのすべてが借金の記録として、CICやJICCといった個人信用情報機関に登録されてしまうからです。
その人の年収に応じて、借金の額が多すぎると判断されると、
- クレジットカードの審査に通らない
- 住宅ローン、カーローンの審査に通らない
といった事態を招きかねません。
きっちり返済していても、あまりにも額が大きい場合には、個人信用情報に傷がついてしまうのです。
気軽に利用できるクレジットカードは、「借金をしている」という感覚が薄くなってしまいがちです。
消費者金融と同等の手数料や利息が発生するので、決して気軽に利用して良いものではないはずです。
気軽に利用できるからといって、借金を繰り返さないように、注意してくださいね。
【注意】クレジットカード会社は、リボ払いを勧めてきます!
クレジットカード会社にとっては、リボ払いを利用して、たくさんの支払い手数料を
払ってもらった方がうれしいのです。
そのため、あの手この手でリボ払いをさせようとしてきます。
余談ですが、わたしが学生時代にとあるクレジットカードの募集のアルバイトをしていた際、
リボ払い専用カードを1件取るごとに、うれしいインセンティブが発生する仕組みになっていました(1件もとったことありませんが)。
カード会社は、とにかくリボ払いを利用させたいのです。
わたしが現在利用している楽天カードやエポスカードも、ポイントプレゼントキャンペーンなどで、リボ払いをお勧めしてきます。
一見お得に見えるキャンペーンでも、リボ払いの手数料を考えると、お得でない場合がほとんどです。
誘惑に負けないように、ご注意ください。
クレジットカードの利用も、借金になる場合があるので注意!
今回は、クレジットカードの利用が借金になるのか?というテーマでご紹介してきました。
クレジットカードの利用でも、
- リボ払い
- 分割払い
- キャッシング
の利用は、借金にあたります。
個人信用情報に傷がついてしまう恐れもあるので、できる限り利用しないようにしてくださいね。