代理店型の大手損保会社の自動車保険に加入していると、どうしても保険料が高くなってしまいます。
月々の保険料を安く抑えるために、ダイレクト型の自動車保険に切り替えようか迷っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
しかし、ダイレクト型の自動車保険は、担当者の顔が見えないこともあり、
「事故を起こした時、対応は大丈夫だろうか?」と心配になる方も多いでしょう。
そこで今回は、ダイレクト型自動車保険の事故対応についての情報をまとめてご紹介していきます。
ダイレクト型自動車保険の事故対応:事故受付は24時間がほとんど!でも‥
ダイレクト型自動車保険に切り替える方は、まずは保険料の見積もりを行いますよね。
見積もりの際に合わせて確認しておきたいのが、事故受付時間と、事故対応時間です。
ほとんどの自動車保険会社では、「24時間365日事故受付」となっています。
これは、ダイレクト型自動車保険でも同じです。
しかし、事故対応については24時間対応ではない場合もあります。
夜間は事故の初期対応をしてくれないという保険会社が多いのが現状です。
事故受付だけして、初期対応が遅い保険会社では、いざというときに不安が残ります。
そこで、ダイレクト型自動車保険を比較する際には、「事故対応時間」をしっかり確認する必要があります。
【主なダイレクト型自動車保険会社の事故受付、事故対応時間】
保険会社 | 事故受付時間 | 事故対応時間 |
ソニー損保 | 24時間365日 | 20時までの受付分は即日対応 |
三井ダイレクト損保 | 24時間365日 | 19時までの受付分は即日対応 |
チューリッヒ | 24時間365日 | 20時までの受付分は即日対応 |
アクサダイレクト | 24時間365日 | 19時までの受付分は即日対応 |
ダイレクト型自動車保険のうちソニー損保とチューリッヒは、20時までの受付完了分は即日対応してもらえるようです。
ダイレクト型自動車保険の事故対応:ロードサービスの内容は?
事故を起こしてしまった場合に頼りにしたいのが、レッカーサービス等のロードサービスです。
その内容は保険会社により異なります。
そこで続いては、ダイレクト型自動車保険会社のロードサービスの内容をみていきます。
【ソニー損保のロードサービス内容】
- レッカー150kmまで無料(ソニー損保が指定する修理工場までなら距離の制限はなし)
- キー閉じ込み
- バッテリー上がり
- ガス欠
- パンク時のスペアタイヤへの交換
- 落輪
- そのほか、作業時間30分までの応急作業
- 宿泊費用サポート
- ペット宿泊費用サポート
- レンタカー代
- 交通費
- 修理工場からの車両搬送
以上のようなロードサービスを自動付帯で受けることが可能です。
【三井ダイレクト損保のロードサービス】
- レッカー50kmまで無料(三井ダイレクト損保が指定する修理工場までなら距離の制限なし)
- キー閉じ込み
- バッテリー上がり
- ガス欠
- パンク時のスペアタイヤへの交換
- 落輪
- そのほか、30分程度の簡易作業
以上のようなロードサービスを自動付帯で受けることができます。
ダイレクト型の自動車保険でも、最低限のロードサービスを受けることができるようになっています。
ロードサービスの内容についても、保険会社のHP等でしっかり確認しておきましょう。
ダイレクト型自動車保険の事故対応:独自のサービスで差別化を図る会社も!
ダイレクト型の自動車保険会社各社では、事故対応の満足度を高めるためにさまざまな取り組みをしています。
中でも、独自のサービスで他の保険会社との差別化を図っている会社をご紹介しましょう。
【ソニー損保はセコムが駆けつけてくれるサービスを提供】
テレビCMでもお馴染みのソニー損保では、事故時にセコムが駆けつけてくれるサービスを提供しています。
全国約2,800か所の緊急発進拠点数を誇るセコムからすぐに駆け付けてくれ、事故現場の写真撮影や、
緊急車両、レッカーの手配等を行ってくれます。
ソニー損保の契約者であれば、誰でも無料で使用できるサービスです。
【おとなの自動車保険(セゾン自動車火災保険)では、ALSOKが駆けつけてくれるサービスを提供】
ソニー損保と似ているサービスを提供しているのが、セゾン自動車火災保険です。
「おとなの自動車保険」の契約者は、ALSOKが現場に駆けつけ、
初期対応を行ってくれるサービスを無料で利用することが可能です。
ダイレクト型自動車保険の事故対応:専任担当制かチーム担当制か?
ダイレクト型の自動車保険は、事故時の対応方法が会社により異なります。
【事故対応方法の種類】
専任担当制 | 1事故1担当制と言われる、専任の担当者が事故の初期対応から示談交渉までのすべてを担当してくれる |
チーム担当制 | チームで1つの事故を担当する |
1人の担当者にしっかり対応してほしい場合には、専任担当制を謡っている自動車保険会社を選ぶようにしましょう。
事故対応の途中で担当者が(チーム内の他の社員に)変更になっても
特に気にならないようであれば、チーム担当制の会社でもいいでしょう。
ダイレクト型は事故対応も工夫している!加入前に確認を!
今回は、ダイレクト型自動車保険の事故対応についての情報をご紹介してきました。
保険料が安いダイレクト型の自動車保険であっても、事故対応を即日で行ってくれる会社も多く、
ロードサービスが充実している会社も増えてきています。
とはいえ、自動付帯されるロードサービスの内容や、事故対応の制度(担当者かチームか)などは会社により異なりますので、
保険料の安さだけでなく、事故対応の満足度も確認すべきポイントです。
補償は十分か、担当者がつくかなど、いざというときの事故対応についても、見積もり時にしっかりと確認しておきましょう。
安い保険料で契約しても、事故が起きてしまったときに役に立たない保険は意味がありません。
いざというときに備えるためにも、安心して加入できるダイレクト型自動車保険会社を選びましょう。
同時に複数のダイレクト型自動車保険の保険料を見積もりするなら、
≪インズウェブ≫自動車保険一括見積もりサービスが便利です。